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11月2日 政治対話(於:大連理工大学)報告 |
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11月2日、大連理工大学の伯川図書館報告ホールにて、「第5回 北京-東京フォーラムin大連」の分科会「政治対話」が開催されました。
午前中にメイン会場のフラマホテル大連にて行われた全体会議と、その後の政治対話の前半を受けて、大連理工大学に場所を移して行われたこの分科会では、日本側から渡部恒三氏(元衆議院副議長、前民主党最高顧問)、中谷元氏(衆議院議員、元防衛庁長官)、笹木竜三氏(衆議院議員)が参加し、中国側からは趙啓正氏(全国政治協商会議外事委員会主任)、呉建民氏(博覧会国際事務局名誉議長、中国外交部国際諮問委員会委員)、陳健氏(中国国連協会会長)が参加しました。司会は松本健一氏(評論家、麗澤大学教授)と楊泊江氏(中国現代国際関係研究院日本研究所所長)が務めました。
会場には大連理工大学の学生300名以上が参加し、日中の政治家に次々と鋭い質問をぶつけるなど、予定の時間を延長して活発な議論を行いました。
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政治対話(後半)⑤ |
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【18:50更新】
学生:
日本の対中政策について困惑しています。中谷先生に伺いたいのですが、政権交代によって、日本は戦略的なチャンスを逸し、朝令暮改によって信頼を喪失しているのではないでしょうか。
学生:
アメリカの影響をどのように排除するのでしょうか。
学生:中国の歴史教育では、非常に生々しい描写もあります。歴史問題も大事だが、未来のほうがもっと大事です。中国政府はもう少しこれを改善できないのでしょうか。
学生:
笹木先生に伺いたいです。もし先生が防衛大臣だったらどうしますか。民主党は「対等な日米同盟」と言っていますが、対等とは何なのでしょうか。憲法第9条をあらためて相互防衛、軍事同盟に変わるということでしょうか。それとも他のやり方で対等になるということでしょうか。さらに、もし日本がアメリカの対等なパートナーとなったら、どうやって日本の国を守るのですか。外交でしょうか。それとも他の手段ですか?
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政治対話(後半)④ |
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【18:16更新】
男子学生:
今年は建国60年ですが、いろいろな議論があります。アメリカに兵器を売るためのショーではないかという極論もありますが、本日のテーマのように、中国の軍事力の透明度のあらわれがあの閲兵式だったのではないか。問題は、この閲兵式を見て喜んでいるのはアメリカのメーカーではないかという話ですね。こういった問題が東アジア共同体にどう影響を与えるのかということです。
女子学生:
渡部先生に伺いたいのですが、これから経済発展をどうやって図っていくのでしょうか。
男子学生:
中谷さんにお聞きします。日本の軍事力も拡大していて、防衛の域を超えています。中国の目から見ると日本の軍事力は過剰なのではないでしょうか。
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政治対話(後半)③ |
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【17:50更新】
司会:
次のセッションは学生とパネリストとの議論になります。簡潔に、まとめてゲストに聞いてください。それでは質疑応答の段階に入ります。
学生:
日中両国には大きな差がありますが、共同体を構築するにはもっと大きな困難が伴うのではないのでしょうか。どこかの国の利害が阻害されるのではないでしょうか。
学生:
東アジア共同体の構築という夢ですが、そのためには人材が必要になります。中日双方にとって、どのように人材の交流を考えていますか?
欧氏:
EUにはさまざまな条件がありました。ソ連や冷戦の存在など。このモデルの適用性をどう見るかです。それからEU統合では主権の譲渡がありましたが、それは現実的でしょうか。領土問題も残っています。
笹木氏:
日中間での様々な摩擦などありますが、フランス・ドイツと比べると、戦争の回数などを考えると、日中の比ではないと思います。しかし、それでもEU共同体は完成しましたから、アジア共同体には共同のテーマ、プロジェクトをまず持たなければいけませんね。まずはシミュレーションなどしなければいけませんが、来年更に具体的に対策が練られるでしょう。人材については、日本では太陽光発電などの技術は飛躍的に伸びていますが、そういったプロジェクトに中国の人が関わっていくことで、その他の国も巻き込んでいくということが重要だと思います。
松本氏:
尖閣諸島などの問題から、もしかしたら戦争に繋がることもあるかもしれませんが、そういったものの解決のためにアジア共同体があるのだと思います。アジアには神道、仏教、イスラム教、儒教などありますが、宗教戦争というものはアジアではほとんどありません。インドにいけば、イスラム教とヒンドゥー教の建物を同時に見ることができます。日本では金比羅様がいますが、これは元々ヒンドゥーの神様です。これが今では日本の神道となっています。そういったものは東アジアの共通性だろうと思います。イスラム教もマレーシアなどに行けば、原理主義的な考え方とは少し変わりますね。
こういった文化的な共通性がインド、日本、中国にある。歴史を探ることによって、我々のなかに共通点があるということを考えるべきだと思います。我々には共生する、山の上と下が共生するという文明の理念がアジアにはあるというのが私の説です。
呉氏:
アジアと欧州の比較について。独仏が1000年にわたって戦争をしました。欧州の歴史をみると、紀元800年ごろには統一していました。独仏の大きな戦争は23回。50年に一度です。独仏が平和に向かったのは、度重なる戦争に伴う、非常に深い憎しみがあったからです。日中についていえば、2000年の友好と50年の対立と言われています。確かに50年は対立しました。しかし、東アジア共同体の成立は十分にありうると思います。
次に第2点について、東アジア共同体は鳩山首相が言い出したのではなく、ASEAN+3で合意されています。共同体の構築は中日双方の利益であること、そして10+3の首脳がまた、合意したことです。これは歴史の流れにマッチする、必然の成り行きだと申し上げたい。3点目として、着々と少しずつ共通利益を見つけて、それを発展させ最大化する。これが構築のプロセスでしょう。
付け加えると、構築にはかなりの時間がかかります。第二次大戦の終結間際に、欧州の知識人は高い見地から歴史を先がけて欧州共同体という理念を打ち上げ、徐々に発展させてきました。このプロセスは「棚ぼた」などではなく、まさに人間が創造するものだということです。このフォーラムの意義は何かというと、中日双方の有識者が若者と語り合うということです。若い人たちに、アジア諸国が一緒に発展するにはどうすればいいのかを考えてほしい。アジアが良くなるということが、世界が良くなるということなのです。
政治対話の速報記事
政治対話(後半⑤)
政治対話(後半④)
政治対話(後半③)
政治対話(後半②)
政治対話(後半①)
政治対話(前半③)
政治対話(前半②)
政治対話(前半①) |
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政治対話(後半)② |
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【17:14更新】
陳健氏:
1998年から2001年にかけて3年間、私は日本大使を務めました。また日中関係を語れることを幸いに思います。先程の呉先生の話のように、世界のトレンドは非常に重要です。世界の大国としての相互信頼と協力ができることが必要です。
私は問題点を申し上げたい。日本で体験したことは、歴史問題や靖国参拝は日中関係に大きな障害となったということです。今年の世論調査を見ても、印象の悪い理由として48%が、日本の政治家が両国関係を傷つけることを挙げ、そして50%が靖国参拝を挙げている。逆に日本人は、印象の悪い理由として、「中国が日本の歴史問題を非難するから」を挙げています。歴史問題は重要なもので、最終的な政治的合意は大事ですが、長い目で見ればこういう草の根の感情も大事です。鳩山首相は靖国に行かないと、初めて明言した首相ではないでしょうか。日本国内からも、正しくないというリアクションはなかったと思います。
日中関係がこのような障害を乗り越えられるのであれば、次のステップはその国との関係です。中日両国が、互いの利害に配慮する。こうした配慮は中ロ関係、中米関係の政治関係の改善に役に立ったのです。日中は相手のコアな利益に配慮すべきです。 |
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